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ニート系大学院生の書評

研究論文より本ばかり読んでいるニート系大学院生が、ジャンル問わずおすすめの本を紹介していきます。感想も書きます。

朝井リョウ『レンタル世界』 理想を求めすぎてつらくなっている人へおすすめ

こんにちは!

先日目が痛くて眼科に行き、長時間に及ぶ精密検査をした後、「とっても綺麗な目をしてるわね」と言われ、まったく異常がなかったたーすぎです!

 

僭越ながら今日も本の紹介をいたします!

 

今回は朝井リョウ先生の『レンタル世界』についてです!

 

このお話は、『ままならないから私とあなた』という本の中に収録されている話の一つです。

朝井リョウ先生は桐島、部活やめるってよ』『何者』など映画化された作品も書かれているすごい人ですね!

僕は朝井リョウ先生の大ファンで、長編小説は全部呼んでます。全然関係ありませんが、大前研一さんの本もたぶん全部読んでます。

 

個人的に朝井リョウ作品は登場人物のクズ率が低いことが特徴だと思っています。

基本リア充っぽい人たちが出てきます。

ライトノベルでイケメンが出てきた場合、特殊な性癖を持っていない限りたいてい性格が悪いですが、朝井リョウ作品のイケメンは周りにも気を配りだします。

大体読み始めたときは、

きらきらしすぎて辛いわ……

っていう嫉妬と自分への落胆を合わせたようなカオスな気持ちになるんですが、

そんな感情をふっしょくしてくれるくらい郷愁をそそられる詩的な表現が散りばめられており、青春!って気分になれます。

 

今回紹介する本には、表紙のタイトルにもなっている『ままならないから私とあなた』というお話と、『レンタル世界』というお話が入っています。

 

朝井リョウ先生ということではずれる心配はありませんが、紹介していきたいと思います(長くなりそうなので一つずつ紹介します)。

 

『レンタル世界』 完璧主義の人へ

メインの登場人物は、体育会系ラグビー部出身の大企業社員です。

そして、明るくて礼儀正しい人です。

もう、その時点でリア充感MAX、というかめっちゃすごい人ですよね。

この人は、仕事もバリバリして、私生活の飲み会なんかでも面白く周りを盛り上げる、完璧とも言える生活を送っています。

 

そんな人が最近流行の「レンタル彼女」に一目ぼれします。

しかし、レンタル彼女というビジネスを生理的に受け付けない主人公はどうしていくのか……

といったお話です。

 

この話を読み終えたとき、僕は松井秀樹選手の話を思い出しました。

松井秀樹選手は、中学二年生くらいから他人の悪い口を一切言ってないらしいです。

この例を元に、「何かを成し遂げるような人になりたければ、生活態度から改めなければいけない」

ということはよく言われている気がします。

当たり前ですが悪口は言わないほうが言いに決まっています。

それに、アウェーでの試合や接線では気持ちが大事になってくることもあるでしょう。

そう考えると、練習以外の私生活から勝負は始まっていると言えそうです。

 

でも、松井秀樹選手はめちゃくちゃアダルトビデオが好きらしいです。

さすがに誇張されていると思いますが、55000作品以上購入したことがあるとまで言われています。

アダルトビデオを見ることはもちろん普通のことですが、社会的視点でみたとき、この行動を模範的か、もしくはクズかで分けたら、クズよりの行動ですよね?笑

 

なにが言いたいかというと、すごい人でもすごい時間帯とクズの時間帯があるのです。悪口をまったく言わず、通常のプロ野球選手よりもすごい時間帯が長い松井選手でも、やっぱりクズの時間帯はあるのです。

 

だから、こんなこともできないなんてアタシはもう何をやってもダメだ、とか、普段からもっとちゃんとしなくちゃ……とか思う必要まったっくないってことですね。

 

まとめ

普段からがんばっている人には、すごい人でも完璧ではない部分があるから気を張りすぎなくていいということ。

僕のようなクズには、改善してかなきゃいけない点は山ほどあるにしても、すごそうな人が言っていることがすべてではない

ということを教えてくれるお話です。

気になった方は是非下記から購入してみてください!